高血圧、糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症(痛風)といった生活習慣病から、かぜ症候群、めまい症など幅広く診療いたします。
禁煙外来も行っています。
- 高血圧
国内の高血圧者数は約4300万人で、30歳以上の男性の60%、女性の45%が高血圧をもっています。
血圧が上昇すると、狭心症や心不全といった心臓病、脳梗塞や脳出血といった脳の病気、慢性腎不全などの腎臓病のリスクが増加します。高血圧に起因する死亡者数は年間10万人にものぼると言われています。 - 糖尿病
食事をとると、消化吸収の過程で体内でブドウ糖に変換され、インスリンの効果により、肝臓や筋肉の細胞内でエネルギーとして利用されます。しかし、インスリンの効果が発揮されないと、ブドウ糖がエネルギーを必要とする細胞に取り込まれなくなり、血液中にだぶついてしまいます。この状態が糖尿病(高血糖)です。
糖尿病の初期は自覚症状がありません。しかし、進行すると口喝やむくみ、慢性疲労、頻尿、体重減少などの症状が出現します。さらに進行すると、網膜症(目)、腎症、末梢神経障害や脳梗塞、狭心症、閉塞性動脈硬化症などの合併症が起こることもあります。 - 脂質異常症(高脂血症)
血液中の脂肪が多くなったり少なくなったりすることにより起こる症状をいいます。主に高コレステロール血症と高トリグリセライド(TG)血症をいいます。
LDL(悪玉)コレステロールは血管の壁にくっついて動脈硬化を促進し、HDL(善玉)は末梢組織から余分なコレステロールを回収して動脈硬化を抑制します。トリグリセライド(中性脂肪:TG)の増加も動脈硬化を進行します。そのため、高LDLコレステロール血症や低HDLコレステロール血症、高TG血症を放置すると動脈硬化が進み、心筋梗塞や脳梗塞などの重大な合併症を引き起こしますリスクが高まります。 - 高尿酸血症
尿酸値が高い状態を続けると、尿酸の血症が関節に析出することによりおこる痛風や腎障害の原因となります。
尿酸値上昇の原因となるプリン体は、アルコール、肉(内臓系)、魚(エビ、イワシ、カツオなど)、乾物・干物などに多く含まれます。 - 骨粗しょう症
骨密度の低下と骨質の劣化により、骨の強度が低下した状態のことをいいます。骨粗しょう症になると骨はもろくなり、骨折リスクが高まります。中でも注意が必要なのが、背骨の圧迫骨折と太ももの付け根の骨折です。ちょっとした転倒などでこうした部位の骨折を起こすと、そのまま寝たきりになってしまうこともあります。
当クリニックでは、X線装置を使用して、手の骨から簡便かつ迅速に骨密度検査を行うことができます(MD法)。 - ニコチン依存症(禁煙外来)
血中のニコチン濃度がある一定以下になると不快感を覚え、喫煙を繰り返してしまう状態をいいます。
喫煙はがんをはじめ、脳卒中や心筋梗塞などの心疾患、慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの呼吸器疾患、糖尿病など多くの病気と関係しており、予防できる最大の死亡原因であることがわかっています。実際、禁煙により、心疾患による死亡率を53%、脳卒中による死亡率を52%低下させることができるというデータがあります。当クリニックは、禁煙外来の施設基準を満たしております。禁煙をしたいが自力では難しいという方は、ぜひご相談ください。
標準的な治療では、12週間にわたり計5回の通院治療を行います(自己負担金は2万円程度です)。